制作過程

南部箒は土づくりから始まります。栽培面積は1.5ヘクタールの肥沃な大地の土をしっかりと土おこし、前の年に収穫したほうき草の茎を堆肥に施したあと、1粒、1粒、種を蒔き、足で踏んで、土をかぶせていきます。

お盆が過ぎるころ、ようやく収穫です。3メートルほどに伸び、穂が色づいて頭をたれる前の青々とした状態のときに手作業で刈り取っていきます。すべてを収穫するのにひと月半。その後湯通し、天日干しと・・・編上げをする前にベテランの職人さんたちの目と手でしっかりと選別し、選別したほうき草の穂先を束ね、絹糸を使って模様を編み込み、完成させていきます。

南部箒 制作工程

土づくり・刈取り

春、雪が消えるころから、いよいよ箒作りのための土作りが始まります。土づくりが終わると、次は、種まきです。


約1.5ha(東京ドーム1.5個分)、5月下旬から6月上旬に行います。前の年に収穫したほうき草の茎を堆肥に施したあと、1粒、1粒、種を蒔き、足で踏んで、土をかぶせていきます。刈取り作業は総出で一本一本手により刈り入れします。この時、製品にできない物をしっかりと選別します。

土づくり・刈取り

選別・脱穀・釜茹

 箒草の収穫後、脱穀前に穂首をそろえます。穂首を揃えたらいよいよ箒草の脱穀作業です。脱穀が完了すると箒草をしっかりと乾燥させますが、乾燥前に湯通しをすることで箒草を色よく仕上げます。ここでは沸騰させた釜で一気に箒草を湯上げます。

選別・脱穀・釜茹

乾燥・選別

湯上げした箒草を6日以内に天干乾燥させます。これができなければカビが生えて製品になりません。天気はもちろん温度、湿度が一番気にかかるところです。


乾燥が終わったら、5人程の人数で約1ヵ月かかり、15段階に拾い分けします。最高級品はさらに素材を吟味し、3年に一本できない箒もあります。

乾燥・選別
編上げ

選別された素材と絹糸を使い、箒草を一本一本編み込みます。ほうき草の穂先を束ね、編んで1本の箒にしていく作業は力仕事です。絹糸を使って模様を編み込み、完成させていきます。最高級品は特注の金糸を使用します。編み込みの目が非常に小さく、難しい技術です。


長柄箒、片手箒、巴箒、そして和洋服はけ、パソコンのキーボードなどに便利なミニ箒など、アイテムは60種類以上。なかには3年以上かかって仕上げる最高級品もあります。

 

会社概要 / アクセスMAP / Q&A