世界に一つを届けるために
皆さまにとって世界一の箒であるために、高倉工芸は品質、技術、販売からアフターフォローまで、より良いものを提供することを日々徹底しています。
数あるこだわりの中から、より大切にしていることをお伝えします。
絨毯に入り込んだホコリまで掻きだせる、南部箒にしかない縮れを育てる
南部箒に使われるホウキモロコシは、高倉工芸のある岩手県九戸村で生産したものです。ホウキモロコシ先端の独特の“縮れ”は、九戸村にオホーツクから吹く冷たく湿った北東風「やませ」によって生み出されます。先代社長の研究の末生まれた、縮れが強く出るホウキモロコシの種を引き継ぎ、毎年大切に育てています。
農薬不使用、環境にも人にも優しい箒作り
高倉工芸では農薬不使用でホウキモロコシを栽培。アグリ管理士の資格を持つ、代表・高倉清勝が土作りから種まき、刈り取りまでしっかりと管理しています。2015年には、すべての素材を自然素材で作り上げた、オーガニック箒を開発。より環境と人にやさしいモノづくりを目指しています。
手間を惜しまず、手作業で
南部箒は刈り取りから選別、編み上げまで職人が手作業で行います。刈り取りは1本1本丁寧に行い、ベテランの職人が作業をしても1ヵ月半かかります。その後の選別もホウキモロコシを15段階に拾い分けし5人の職人で1ヵ月半以上を要します。編上げはベテランの職人がホウキモロコシと絹糸を丁寧に編上げて行きます。手だけでなく足も使いしっかりと締め上げる、とても力の入る作業です。職人が一つ一つ手作業で行う仕事で、実用性に優れ、見た目も美しい南部箒が生まれます。
1年の収穫からできる貴重な数本、
価値ある箒を作る
1.5ヘクタールの広大な敷地で育つホウキモロコシ、その縮れの強さは自然環境に左右されます。
縮れの強いものほど、貴重で価値の高い箒になります。
最高級品は100万円の長柄箒。
最も縮れの強いホウキモロコシを3年集め、やっと一本できる貴重な箒です。
お客様に永くご愛用いただきたいから、
展示販売を大切にします
南部箒を永くご愛用いただくために、お客様と直接お会いできる展示販売を行っています。
商品の魅力や正しい使い方、お手入れ方法、製造過程など・・・商品を納得してご購入いただくために、しっかりと説明させて頂きます。
使用頻度や方法によりますがが、20年も使用しているお客様もいらっしゃいます。
大切に使えば長年使用できる南部箒の魅力を感じてください。
一年がかりの箒づくり
雪解けと共に種を蒔き、夏の暑い頃に収穫、秋・冬で箒を編み上げて行きます。
春
いい箒はいい土から
春、雪が消えるころから、いよいよ箒作りのための土作りが始まります。
土づくり、種まき、除草作業を行います。
土づくり
春の畑
除草作業
夏
すべて手作業、収穫に6週間
ベテランの職人が6人がかりで行っても1か月半かかる大仕事。
1本1本丁寧に手で刈り取り、選別・釜茹・乾燥まで行います。
収穫
選別1
釜茹
秋
冬
箒の選別、職人による編み上げ
乾燥させたホウキモロコシの選別、箒の編上げ、綴じ作業を職人がそれぞれ担当を持って行います。
職人の手作業で見た目にも美しい箒が生まれます。
選別2
編み上げ
綴じ
やっと皆さまの手に取っていただける箒になります
1年以上の年月をかけて、南部箒は出来上がります。
職人がこだわり抜いて作った箒はきっとあなたの暮らしの中で役立ちます。